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2021年 インフルエンサーマーケティング最新動向 10項目

2020年は新型コロナウイルスの流行により、生活スタイルが大きく変わるとともに、各産業のオンライン化が進み、SNSの影響力が今までにも増して拡大した年となりました。消費者がSNS上で情報を収集、閲覧し、コミュニケーションを取る時代において、企業は如何にしてこのような市場と消費行動の変化に対応すればよいのでしょうか?

Influencer Marketing Hub の最新の調査レポートによると、2021年にインフルエンサーマーケティングに投資される予算は138億ドルに達すると予想されています。これは、2020年から42%増加、2019年対比ではなんと2倍の金額であり、ここ数年、インフルエンサーマーケティングの効果が明らかになるにつれ、より多くの企業がインフルエンサーマーケティングへの投資を計画していることが見て取れます。

では、インフルエンサーマーケティングを用いてターゲット顧客にリーチし、市場シェア拡大を目指す際に、注意すべきことは何でしょうか?この記事では、2021年、インフルエンサーマーケティングにおいて最も重要な10のトレンドをお伝えします!

2021年 インフルエンサーマーケティング

10 の重要トレンド

1. マイクロインフルエンサー、ナノインフルエンサーの起用がさらに広がる

マイクロインフルエンサー、ナノインフルエンサーとは一般的にフォロワー数が数千人から数万人程度のインフルエンサーのことを意味します。このようなインフルエンサーは芸能人などと比べるとフォロワー数は少な目ですが、フォロワーとインフルエンサー間の結びつきが強い上、より消費者に近い立場であることから、企業と消費者の架け橋となる存在として近年注目されています。

マイクロインフルエンサーについて、詳しくはこちらの記事(最近話題の「マイクロインフルエンサー」とは?特徴と起用時の注意を一気に解説)にて解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

2. 単発的ではなく、長期継続的な実施が消費者を動かすカギ

インフルエンサーに単発での仕事を依頼するのではなく、長期間のパートナーシップを結ぶ企業がますます多くなっています。情報が溢れている現代において、消費者はたとえ自分の好きなインフルエンサーであっても、たった一回の投稿で商品の購入を決めるとは限りません。継続的にインフルエンサーに紹介をしてもらい、自社の商品をそのインフルエンサーの生活の一部として見せることにより、消費者に行動を起こさせる効果が強まるのです。

3. 新たなSNSの台頭により、コンテンツ形式も変化

Clubhouse の爆発的流行が起こっているように、新たなソーシャルメディアとそれに合わせた新たな形式のコンテンツが次々と誕生しています。一つのプラットフォームにとどまらない、複数のソーシャルメディアの運営とマーケティングの重要性が増しています。

下のグラフのように、2021年、インフルエンサーマーケティングにおいて最も重要視するソーシャルメディアはインスタグラムとなっています。TikTokを重視する企業が昨年より大幅に増えたのも今年の特徴です。

4. インフルエンサーのカテゴリーがより多様になり、特定のフォロワーにリーチ

ソーシャルメディアを運営する人が増加するにつれて、特定の分野に絞ったコンテンツを発信するインフルエンサーが増えています。そのようなインフルエンサーは特定の分野に興味を持ったフォロワーを抱えているので、企業がフォロワーの興味関心でセグメントしてマーケティングすることが可能となっています。

5. インフルエンサーマーケティングを行う企業がますます増加

2021年には、全世界のインフルエンサーマーケティングの市場規模は138億ドルに達する予想となっています。また、63%の企業経営者及びマーケティング担当者が、2021年はインフルエンサーマーケティングの予算を増やすと回答しています。

6. 計画とデータがインフルエンサーマーケティングにおいてさらに重要に

最新のテクノロジーを使用したインフルエンサーマッチングプラットフォームが増えるにつれ、インフルエンサーマーケティングに関する様々なデータが確認できるようになり、「感覚」だけでインフルエンサーを選ぶ時代は終わりました。各指標の意味を正しく理解し、上手に目標・計画設定をすることがインフルエンサーマーケティングの成功のカギと言えるでしょう。

なお、このブログの運用会社、Influenxioの企業とマイクロインフルエンサーのプラットフォームでは、各インフルエンサーのエンゲージメント率などのデータが簡単に確認できます。無料会員登録でインフルエンサーの検索ができるので、ぜひご覧ください。

7. 映像コンテンツの重要性が高まる

多くのソーシャルメディアプラットフォーム(例:TikTok, Instagram の Reels、IGTVなど)が映像コンテンツを重視するようになるにつれて、インフルエンサーマーケティングにおける映像コンテンツの重要度も高まっています。例えば、2020年には、Facebookで動画を見た人数の増加率は50%にも達しました。

8. コンテンツの「本物感」がキーワード

ソーシャルメディアに情報が溢れる中、人々は情報が「本物」で「オリジナル」であるかどうかにますます敏感になっています。インフルエンサーの独自の投稿内容が好きでフォローするという人が増えているので、インフルエンサーを起用する企業は自社の要求を押し付けるのではなく、そのインフルエンサー自身の投稿スタイルを活かした投稿をしてもらってこそ、そのフォロワーに影響を与えることができるでしょう。

9. 企業の社会的責任への注目

企業の社会的責任が注目されるのは、インフルエンサーマーケティングでも同じです。特に欧米諸国では、人種や性別に関する問題などに配慮し、多様なインフルエンサーを起用したキャンペーンを行うことが一般的となっています。日本ではまだこのような問題意識が低いのが現状ですが、将来的に重要な傾向となるのは確実でしょう。

10. 従業員もインフルエンサーの役割を担う

「本物感」を求める人々は、華やかな広告より、企業やブランドの背後を支える人々を見たがっています。従業員にコンテンツ発信の機会を与えることで、最高のブランドアンバサダーとなる可能性があります。

以上、2021年のインフルエンサーマーケティングにおいて最も重要な10のトレンドをご紹介しました。インフルエンサーマーケティングについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひInfluenxioのサイトのお問い合わせフォームよりご連絡下さい!