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インサイトはこう見る!「リーチ、インプレッション、エンゲージメント」から考える、見られる企業アカウントの育て方

 Instagramのビジネスアカウントでは「インサイトを見る」というボタンがプロフィール画面に表示されます。ですが、この「インサイト」、なんだか難しいイメージがありませんか?
 集客に役立つ情報が満載なのですが、「インサイトって結局どういうこと?」「複雑な単語が多くてよくわからない」という声をよく耳にします。ひとつ開けば「インプレッション」、「エンゲージメント」、「オーディエンス」…なぜすべて横文字なのか突っ込みたくなってしまいますが、ひとつひとつ知っていけばそのイメージも払拭できますよ!
 今回はインサイトの単語の意味や見方、そしてインサイトから得られる情報から見られるアカウントの育て方をお教えします!

 元々「インサイト(insight)」は、「洞察(力)、見識」などの意味合いを持つ言葉です。マーケティング用語では「消費者を動かす隠れた心理」という意味合いを持ちますが、ここではもちろんInstagramが公式に提供している分析ツールの「インサイト」について紹介します。

まずは表示条件を確認しましょう

インサイトが表示される条件は以下の通りです。
①アカウントがプロアカウントに切り替わっている
アカウントの切り替え方は下の記事を参考にしてくださいね。
②Instagramアプリから見ている
※PCからでは表示されません
③フォロワー数が100人以上
※100人以下の場合、オーディエンス(フォロワーの性別、年齢、居住地などの情報、よく見られている時間帯の詳細)の項目が表示されません

「リーチ」と「インプレッション」、よく見るけどどう違う?

リーチ → 投稿を見たアカウント数。つまり、投稿を見た「人」の数
インプレッション → 投稿が表示された回数。リーチと違い「人」の数ではなく、「見られた」数

 つまり、1つの投稿を1人のユーザーが2回見た場合、リーチ数は1、インプレッション数は2
1つの投稿を3人のユーザーが2回ずつ見た場合、リーチ数は3、インプレッション数は6という表示になります!

 仮に、リーチ数100で、インプレッション数1000の投稿があるとします。
このリーチ数とインプレッション数の比率から、「投稿を見返している人が多い」ということがわかります。
つまり、その投稿内容が役立つ、おもしろかった、またはもう一度見たいと思われ、ユーザーが何度も見に来ているということになります。
 このインプレッション数が高い投稿から「この内容のどこに魅力を感じてもらえたのか?」と分析し、次の投稿作りに活かすことで、より多くの人の目に留まるアカウントを作りに役立ちます!

エンゲージメントって?

 「婚約、誓約」などの意味を持つエンゲージメント(engagement)。マーケティング用語では、「消費者の商品やブランドに対する愛着」という意味で使われ、InstagramなどのSNSでは「投稿に対するユーザーの反応」と考えられています。
 「投稿に対するユーザーの反応」とは主に、「いいね!」、「コメント」、「保存」の数、この3つを指す場合が一般的です(SNSによって多少異なり、シェア数などを含める場合もあります)。

 エンゲージメント率、つまりユーザーからの反応が高ければ高いほど、投稿への関心度が高く、有益・影響力のあるアカウントと考えられるでしょう。一般的に「フォロワー数が多い=影響力の高いアカウント」と考えられがちですが、エンゲージメント率こそがアカウントの影響力の高さを計る指標となります。フォロワー数が多くても、ユーザーの関心を得られていない(=投稿がユーザーの興味や求める内容から外れている)場合、自然とエンゲージメント率は低くなります。また偽フォロワーを買っている場合も、その傾向が見られるのでフォロワー買いをしているアカウントを見分けるポイントともなります。

どうやって計算する?

Instagramの場合、公式の計算方法はありませんが、

エンゲージメント数=(いいねやコメントの数)÷フォロワー数(もしくはリーチ数、インプレッション数)

以上の計算式が一般的です。インサイトで自動的に算出された数字を見ることもできますが、ご自身で計算する場合の参考にしてください。ただ、分母は最初に計算したもので統一しましょう。毎回違う数字で算出すると、数字に統一性が出ず結果にブレが生じます。

何%が理想的?

 業界やフォロワー数ごとに目安の数が変わるため、具体的に示すのは難しいですが、フォロワー数が10,000人なら3%前後のエンゲージメント率が理想的と言えるでしょう。フォロワー数が増えると、計算式の分母が増える分自然とエンゲージメント率は下がる傾向にあるので、むしろフォロワー数が数千~数万のマイクロインフルエンサーのほうが、エンゲージメント率が高く、得られる広告効果も高いということもあります。

弊社登録のマイクロインフルエンサーを活用した案件では、平均エンゲージメント率は7%、18%を超えることも!

マイクロインフルエンサーについての記事はこちらにまとめてありますので、併せてご覧ください。

エンゲージメント率を上げ、見られるアカウントへ

 ここまでで、エンゲージメント率が高い、つまりユーザーからの反応がいいアカウントこそ影響力があるアカウントだということがわかりましたね。では、その肝心のエンゲージメント率の上げ方を最後に紹介します。

ターゲットを設定

 お店、企業、個人事業主・・・アカウント主のあなたの職業や業種により、狙うターゲットは様々です。
居酒屋の店長なら、「うちはオフィス街に近い居酒屋で、単価も少し高め。となると、ターゲットは30~40代くらいで宴会や接待利用メインのオフィスワーカーかな?
美容室なら、「うちはターミナル駅近の美容室だから、通りすがりの新規顧客もかなり見込めるはず。でも大きい女子大が近くにあるし、メインターゲットは10~20代の女の子かな…?
など、ターゲットを設定したら次はターゲットに合わせたアカウント作りを始めましょう。

例えば、「接待が多い40代のオフィスワーカー」がターゲットの居酒屋なら、
・店内写真を多く載せ、来店時を想像させる
→ 「お客さんを連れて行くのにこのお店はどうだろう?」、「個室はあるかな?広さは?」など利用時の適正さ、利便性などを考えてお店を選ぶユーザーの立場になって考えましょう
・こだわりのお酒やメニューを紹介

「お酒好きのあの人を連れて行くと喜ばれそうだな」、「あの人の出身地のご当地メニューだ」のように誰かを連れて行きたくなるようなこだわりを感じるポイントをアピール
・投稿の絵文字は控え、落ち着いた感じで
→ ターゲットの世代に合わせ、投稿内容・言葉使いを意識したアカウント作りを

「流行に敏感な10~20代の女子大生」がターゲットの美容室アカウントなら
・初回割引や友達紹介割などキャンペーンを作る
→ 「一人では入りにくいけど、割引があるなら」「友達が行ってた店だから」と安心感や来店を促すキャンペーン作りを意識しましょう
・流行の髪型のヘアセット動画もUP
→ 髪を切るのは数か月に1度でも、ヘアセットを毎日している女の子は多いはず。ターゲットの日常に入り込めるような投稿を。
・頻繫に更新し、店に親近感を持たせる
→ フィード投稿ではなく、ストーリーの投稿でも◎ 髪型の写真や、予約状況などもUPしておくと、「行ってみようかな?」に繋がります。

 このように、常にターゲットを意識したコンテンツ作りを心がけることが大切です!

できるならペルソナ設定も

 「ターゲットはもう設定してる!」という方は、「ペルソナ」を設定してみることをオススメします。ペルソナとは、年齢や性別、ライフスタイルなどから具体的にかつ詳細に作り上げる架空の人物像のことです👤

 ターゲットが「10代、女子大生、カフェでアルバイト」のように幅が広いものであるのに対し、ペルソナは「名前は岡田さき、今年19歳になる女子大生。大学は家から近いことと、母の卒業校であることを理由に選んだ。最近始めたアルバイト先の人たちとなかなか打ち解けらないのは、自分の内気な性格のせいで、自分を変えたいと思っている。自分とは対照的に明るく社交性のある妹がいる。大学の近くにある美容室が気になってはいるが、一人で入る勇気が出ない。趣味は…」などのように実際にその人が存在しているかのような細かい設定を作り、リアルな人物像を考えます。

 このペルソナができあがると、コンテンツや投稿時間の作り方・設定を考える際のユーザー像の軸となり、
「この子なら何時にSNSを見るか?アルバイトをしているなら、アルバイトが終わる夜のほうが見るかもしれない。」
「内気な子が来やすくなるような投稿は?どんな文言があると安心して入りやすい?」のようにスムーズに進みます!

とことんリアリティを持たせ、詳細に作り上げよう

投稿はアクティブユーザーが多い時間帯を狙おう

 投稿はアクティブユーザーが多い時間帯にしましょう。一般的にアクティブユーザーが多い時間は

朝  7時~9時
昼  12時~13時
夜  19時~21時

とされています。特夜の19~21時はゴールデンタイム!

過去の投稿を分析

 エンゲージメントはもちろん「インプレッションの非フォロワー」、「シェア」、「フォロー」の数から反応が良かった投稿の理由を探り、次の投稿に活かしましょう。正解を探し当てるのには根気がいりますが、試行錯誤を続け、ユーザーに響くコンテンツを作りましょう!

ユーザーとも交流を

 ユーザーが投稿にいいね!やコメントをしてくれたり、アカウントを紹介してくれたりした場合は積極的に返信したり、いいね!を返したりするようにしましょう。(もちろん業務に支障のない範囲で)
交流を続けていくうちに、ユーザーがアカウントに求めていることが掴めることも!

キャンペーンを行う

 アカウントを広めてもらうために固定のハッシュタグやアカウントをタグ付けした投稿をユーザーがシェアすることで参加できるキャンペーンを行うのも1つの手ですね◎ 景品の用意や、抽選・発送などの手間はかかりますが、多くの企業が取り入れている手法です。「手間がかかるため、専任メンバーがいなくてできない」「SNS集客に回す人手が足りない」という企業様でも大丈夫!インフルエンサーへの協力依頼が簡単にできるプラットフォームを利用すれば、お手軽にアカウントを育てることができます

 インサイトは様々な情報が閲覧でき、アカウント運営に非常に有益なツールです。うまく使いこなして、SNS集客に役立てましょう!


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