インスタグラムを頑張って投稿はしているけれど、あまり効果が感じられない…という企業様へ!この記事ではインスタグラム運用に欠かせない「インサイト」の見方と、インスタグラム運用で成果を上げるコツをお教えします。
Table of Contents
<目次>
- プロアカウントへの切り替え
- 各投稿のインサイトを見る
- アカウント全体のインサイトレポートを見る
- ストーリーズのインサイトを見る
- インサイトで使われている用語の意味一覧
- 【実践1】過去30日間のリーチ数とインプレッション数をチェックしてみよう
- 【実践2】過去30日間のフォロワーの内訳情報をチェックしてみよう
- インスタグラムの企業アカウントで成果を上げるには
1. プロアカウントへの切り替え
インスタグラムのインサイトはプロアカウント(旧ビジネスアカウント)のみ使用できます。まず、自社のアカウントがプロアカウントになっているかどうかの確認から始めましょう。
プロアカウントへの切り替えが必要な場合は、プロフィール画面右上の三本線をタップし、さらに「設定」をタップします。設定画面の下の方にある「プロアカウントに切り替える」を選択することで、簡単にプロアカウントに変更することが可能です。また、プロアカウントへの切り替えは無料です。
プロアカウントにすると、インサイトが見れるようになるほか、インスタグラム広告も使用できるようになるので、基本的にいいことずくめです。なお、広告出稿にはFacebookとの連携が必要です。(インスタグラム広告について興味のある方は、『インスタグラム広告 – 種類と効果、費用をまとめました』の記事もぜひご覧ください。)
プロアカウントにすると、アカウントを必ず公開(誰でも投稿内容を閲覧可能)に設定しなければならないという制限はありますが、企業アカウントを非公開で運用することは一般的にないので、実質的なデメリットにはならないかと思います。
2. 各投稿のインサイトを見る
インスタグラムのインサイトは、各投稿別のインサイトとアカウント全体のインサイト、さらにストーリーズのインサイトの3種類に分かれています。まずは各投稿別のインサイトを確認してみましょう。
まず、自分の投稿を開き、画像の右下にある「インサイトを見る」をクリックします。すると画面の下に投稿インサイトが表示されますので、上方向にスワイプすると、内容を確認できます。
「投稿インサイト」では、その投稿に対して取られたアクション(いいね、コメント、転送、保存)の数や、投稿のリーチとインプレッション数、さらに投稿が引き起こしたプロフィールへのアクセスやフォローの数を知ることができます。
また、この画面から広告投稿を行うことも可能です。
3. アカウント全体のインサイトレポートを見る
アカウント全体のインサイトを見るには、プロフィール画面から「インサイト」をタップします。
インサイトの画面左上で期間を設定できるようになっており、「過去7日間」と「過去30日間」から選択できます。下にはその期間のリーチやインタラクションなどのデータが表示されます。各セクションをクリックすることで、それぞれのさらに詳細なデータを確認することが可能です。ぜひ一つ一つクリックして確認してみましょう。なお、「オーディエンス」の詳細情報(フォロワーの性別、年齢、位置情報やアクセスの時間帯)はフォロワーが100人以上いなければ閲覧できません。
4. ストーリーズのインサイトを見る
ストーリーズのインサイトも利用可能です。ストーリーが掲載されている期間中なら、そのストーリーを開き、画面を下から上にスワイプすることで、インサイトを見ることができます。
掲載が終わった後なら、プロフィール画面からインサイトを開き、下方のストーリーズのセクションを選択します。さらに、インサイトを見たいストーリーをクリックして表示し、画面を下から上にスワイプすることで、インサイトが表示されます。
なお、上で説明した方法では、過去14日間以内のストーリーズのインサイトしか確認できません。それより以前のデータを確認したい場合は、予めストーリーズをアーカイブに保存する設定にしておき、アーカイブからそのストーリーを開くことで、インサイトを見ることができます。
5. インサイトで使われている用語の意味一覧
インサイトではリーチやインプレッションなど、聞きなれない言葉がたくさん使われています。各単語の意味をきちんと理解して、有効にインサイトを活用しましょう。
・リーチ
投稿を見たユニークアカウント数(同一アカウントが複数回投稿を見た場合は、1回しかカウントされない。)
・インプレッション
投稿が表示された合計回数(同一アカウントが複数回投稿を見た場合も全てカウントされる。)
・インタラクション
インスタグラムアプリ上では「他のユーザーがあなたのアカウントに対して行ったアクション」と定義されており、具体的にはプロフィールの閲覧数、プロフィール掲載のウェブサイトのクリック数、「道順を表示」のクリック数、メールアドレスのクリック数の合計を指します。個別投稿に対するいいね、コメント、シェア、保存の数は含みません。
・(ストーリーズ)戻る
前のストーリーズを見るために戻った回数(次に再生されたストーリーズから戻って自分のストーリーズを見てくれたということなので、「戻る」の数が多いと、そのストーリーズが魅力的だったと言えます。)
・(ストーリーズ)次へ
次のストーリーズを見るためにタップされた回数
・(ストーリーズ)次のストーリーズ
次のアカウントのストーリーズを見るためにスワイプされた回数
・(ストーリーズ)ストーリーズからの移動数
ストーリーズの画面から退出した回数
6. 【実践1】過去30日間のリーチ数とインプレッション数をチェックしてみよう
まず、プロフィール画面からインサイトを開きましょう。さらに、左上で「過去30日間」に期間を設定します。すると、過去30日間にリーチしたアカウント数が表示されるので、その部分をさらにタップすることで、過去30日間のインプレッション数も確認できます。
例えば、下の画像のアカウントでは、過去30日間にリーチしたアカウント数は362件、インプレッションは1,214となっています。また、このアカウントは火曜日と金曜日に定期的に投稿しているので、リーチ数のグラフにも周期性があるのがわかります。
7. 【実践2】過去30日間のフォロワーの内訳情報をチェックしてみよう
やはり、まずプロフィール画面からインサイトを開き、期間を「過去30日間」に設定します。さらに、「オーディエンス」のセクションをクリックすることで、フォロワーの内訳情報を見ることができます。
内訳の画面では、フォロワーの増減を表すグラフの他、フォロワーの所在地、年齢、性別、アクティブな時間(インスタグラムを使っている時間)などの情報が確認できるので、ぜひ投稿内容や投稿時間の改善に役立てましょう!
8. インスタグラムの企業アカウントで成果を上げるには
テテマーチ株式会社が279社の企業に対して行ったインスタグラムの活用状況についてのアンケート調査(Instagram活用実態レポート)では、「インスタグラム活用の目的」を定めていない場合に、成果実感の度合いが非常に低くなることがわかっています。つまり、インスタグラムの企業アカウント運用で成果を上げるには、まずインスタグラムを運用する目的を明確に定めることが重要なのです。
例えばこのブログの運営会社、Influenxioでは、企業とマイクロインフルエンサーのマッチングサービスの知名度を高めるためにインスタグラムを始めたので、「新規顧客との接点づくり」を目的として定めています。
さらに、その目的を達成できているかを測るために、この記事で紹介したインサイトで確認できる指標を活用しましょう!Influenxioでは、上述した目標の達成度合いを測るため、「フォロワー数」と「フィード投稿のフォロワー外リーチ数」の2つの指標に注目して運営しています。
あなたがインスタグラムを運用している目的は何でしょうか?目的を明確にし、重視する指標を決めることが、インスタグラム運用で成果を出す第一歩です!