You are currently viewing インスタグラム広告 – 種類と効果、費用をまとめました

インスタグラム広告 – 種類と効果、費用をまとめました

「インスタグラム広告を検討しているので、費用や効果が知りたい」、または「広告を実施しているが、効率よく運用できているのかわからない」そんな方のために、インスタグラム上の広告の種類とその費用、効果をまとめました!自社に一番合ったインスタグラム広告を実施するために、お役に立てれば幸いです。

<目次>

  1. インスタグラム上の広告は大きく分けて2種類
  2. 【インスタグラム広告】の効果と難点
  3. 【インスタグラム広告】の種類
  4. 【インスタグラム広告】の費用
  5. 【インフルエンサーマーケティング】の効果と難点
  6. 【インフルエンサーマーケティング】の種類
  7. 【インフルエンサーマーケティング】の費用
  8. まとめ

1. インスタグラム上の広告は大きく分けて2種類

インスタグラム上で行える広告の方法は大きく2種類に分けられます。一つ目は、インスタグラムにお金を払って行ういわゆる『インスタグラム広告』、二つ目はインスタグラム上のインフルエンサーに依頼して投稿してもらう『インフルエンサーマーケティング』です。それぞれの特徴と費用を下記で紹介します。

2. 【インスタグラム広告】の効果と難点

インスタグラム広告の最大の利点は、既存の投稿を使用して簡単に始められるというところでしょう。後述しますが、費用設定も比較的柔軟にできるので、希望の予算から始めることができます。また、広告投稿の場合は購入のためのリンク等を付けることが可能なため、通常の投稿では難しいと言われる、直接的な購入促進効果も期待できるでしょう。

一方で、難点もあります。第一に、中小企業が自分でクリエイティブ性が高く効果の上がる広告素材を作ることが難しいということが挙げられます。趣向を凝らした画像や動画が溢れるインスタグラムの中で、次から次へと画面をスクロールするユーザーの手を止めることのできるような広告素材が制作できなければ、結果として効果があまり期待できません。第二の難点としては、自社に広告運用のノウハウがない場合、費用対効果の良い広告ターゲット設定や予算の設定が難しく、思うように効果がでなかったり、広告代理店に運用を依頼することで結局費用が上がってしまう場合があることが挙げられます。

3. 【インスタグラム広告】の種類

インスタグラムは6種類の形式の広告を用意しています。

写真広告動画広告カルーセル広告はユーザーのフィードに通常の投稿と似たフォーマットで表示される広告です。通常投稿と同様にキャプション(説明文)を付けることができる他、CTA(Call To Action)ボタンも付けることができるので、自社サイトに誘導するなどの効果も期待できます。

コレクション広告も、同様にユーザーのフィードに表示されますが、複数の画像を組み合わせた形式で表示されるのが特徴です。ユーザーは投稿をクリックして商品カタログを見ることができるので、複数の商品を一度にアピールし、ブランドの世界観を見せるのに向いています。

Instagram for Business公式サイトより、コレクション広告の例

ストーリーズ広告は、その名の通りストーリーズに表示されます。縦長の画像または動画を画面いっぱいにダイナミックに表示できるのが特徴です。但し、すぐにスワイプされてしまう可能性も高いので、効果を出すには優れたクリエイティブが必須です。

最後に、発見タブ広告です。発見タブ(インスタグラムアプリ左下の虫眼鏡のマークのタブ)を利用し、新しいものを積極的に探しているユーザーにリーチできることが魅力です。但し、この広告は発見タブ自体にグリッドとして表示されるわけではなく、ユーザーが発見タブで興味を持った画像や動画をクリックして遷移したフィード上に広告が表示されることに注意です。

インスタグラム広告について興味を持たれた方は、Instagram for Businessの公式サイトで最新情報を必ずチェックして下さいね。

4. 【インスタグラム広告】の費用

4.1 インスタグラム広告の課金方法

上述したように、インスタグラムは柔軟な料金設定が魅力の一つです。課金の方法として下記の4種が用意されています。

・CPM (Cost Per Mille)

Milleとは1,000を表し、広告が1,000回表示されるごとに課金される方法です。インプレッション単価とも呼ばれます。リンクのクリックよりもブランドの認知向上等が目的の場合に、低予算で広告を実施するのに向いています。また、広告内のリンクがクリックされても追加の費用は発生しないため、非常にクリックされやすいクリエイティブが制作できた場合に、この課金方法を選択する方が、後述するクリック単価を選択するよりも、コストパフォーマンスが良くなる場合があります。

商品のジャンルやターゲット設定により、単価が変わってきますが、一般に1000回のインプレッションで500〜1000円程度になるようです。

・CPC (Cost Per Click)

ユーザーが広告のリンクをクリックするたびに課金される方法です。広告が表示されるだけでは料金が発生しないので、クリックさせることが目的の場合に有効です。なお、全くクリックされないと広告自体が表示されなくなってしまうので、「クリックされなくてもタダで表示されればいい」という使い方はできません。

CPCの費用も商品によって異なってきますが、1クリック100円以下に収まることが多いようです。

・CPI (Cost Per Install)

スマートフォンアプリがインストールされるたびに課金されます。アプリの広告に特化した課金方式です。1インストールあたり100から150円程度の費用が相場です。

・CPV (Cost Per View)

動画が10秒以上再生された場合に課金されます。CPMでも動画広告の投稿は可能ですが、動画はやはり視聴されてこそ意味があるので、CPVの方が効率的に運用できる場合が多いようです。費用は1視聴あたり4~7円程度です。

4.2 インスタグラム広告の費用相場

インスタグラム広告は予算設定がとても柔軟にできるのが特徴です。1日の最低予算は1ドル(日本円で100円程度、為替レートによって変化する)となっており、設定した予算に達すると広告配信がストップされます。

もし1日100円で計算すれば、月3,000円程度となります。まずは少ない予算で試してみるのも良いでしょう。但し、実際に効果を出すには、1日1,000円、月30,000円程度は必要となることが多いようです。

5. 【インフルエンサーマーケティング】の効果と難点

5.1 インフルエンサーマーケティングの効果

インフルエンサーマーケティングはすでにご紹介したインスタグラム広告に比べ、行っている企業がまだ少ないですが、インスタグラム広告にはない特徴があり、近年大きな注目を集めている手法です。

第一に、自社でコンテンツ制作を行う手間を省いて優れたコンテンツが入手できるということです。インフルエンサーに依頼して投稿してもらう場合、通常インフルエンサー側がコンテンツを制作します。インフルエンサーがより消費者に近い立場で作成したクリエイティビティの高いコンテンツは、一般的な企業が作成する広告コンテンツより高い効果が期待できます。さらに、インフルエンサーが作成したコンテンツを今後の広告にも使用する許可をもらうことで、より費用対効果が高まります。

第二に、インフルエンサーの力を借りることで、通常の広告よりも効果的にそのフォロワーに影響が与えられることです。自分が好きなインフルエンサーが発信した情報は、企業が投稿した内容よりも信ぴょう性をもってフォロワーに受け止められるからです。なお、インフルエンサーがフォロワーに与える影響力は「フォロワー数」と「エンゲージメント率」によって測られます。フォロワー数が大きくなるとエンゲージメント率が逆に下がってしまうという相関関係が知られているため、フォロワー数が1,000から10,000人程度のいわゆる「マイクロインフルエンサー」に依頼して投稿してもらうことが、最も費用対効果が高いと言われています。この点について詳しくは『最近話題の「マイクロインフルエンサー」とは?特徴と起用時の注意を一気に解説』もぜひご覧ください!

第三に、インフルエンサーに商品やサービスのレビュー投稿をしてもらうことで、認知向上の効果だけでなく、ネット上の口コミを増やす効果もあることです。口コミは消費者が購入する際に最も重視される情報の一つですので、レビュー投稿がネット上に蓄積されることで、未来の購入を後押しする効果が期待できます。

5.2 インフルエンサーマーケティングの難点

一方で、インフルエンサーマーケティングの最大の難点は、自社の商品やイメージに合ったインフルエンサーを見つけ、依頼すること自体の難しさでしょう。インスタグラム上で自分で条件に合いそうなインフルエンサーを探し、一人一人連絡を取るのは、時間がかかりますし、インフルエンサーから返信が来ないことも多いので、完全に自力でインフルエンサーマーケティングをするのは非常に難しいのが事実です。この難点を解決するには、少し余分に費用がかかりますが、後述するような広告代理店やインフルエンサーマッチングサイトを利用する必要があります。

その他の難点としては、インスタグラム広告の機能を使用するのではなく、通常投稿となるため、フィード投稿にリンクがつけられず、WEBサイトへの誘導などの効果が制限されてしまうことが挙げられます。(なお、フォロワー数が10,000人以上の場合はストーリー投稿にリンクを貼ることが可能です。)

6. 【インフルエンサーマーケティング】の種類

前述したように、インフルエンサーマーケティングを完全に自社で運用することは難しいため、自社に合ったインフルエンサーマーケティングの会社を選ぶ必要があります。選ぶ際に考慮すべき各社の違いは以下の通りです。

6.1 運用代行型かプラットフォーム型か

運用代行型の会社の場合、プロモーション企画からインフルエンサーの選定、実際の投稿まで全て管理してくれるので、多めの予算があり、広告運用の時間を節約したい会社に向いています。大手広告代理店の運用代行サービスの他、Influencer Japan3ミニッツなど、多くの会社がありますので、予算とニーズに合った企業を選びましょう。

一方、プラットフォーム型の場合、インフルエンサーと企業のマッチングのサポートのみであり、その後のインフルエンサーとのやり取りなどは広告主が自分で行うことになります。運用の手間は増えますが、費用を安く抑えることができるので、中小企業向けと言えるでしょう。このブログの運営会社、Influenxioはプラットフォーム型のサービスを提供しています。

6.2 起用できるインフルエンサーの属性

インフルエンサーマーケティングの会社は沢山ありますが、会社によって抱えているインフルエンサーの属性が異なります。例えば有名な芸能人に依頼したければ大手広告代理店を利用するのが良いでしょう。一方で、Influenxioのようにマイクロインフルエンサーに特化したサービスもあります。他にも、女性に特化したLollypop、現役大学生のみ在籍しているP-conne、逆に中高年層にアプローチできるOTONARIなど、各社の特色を把握し、自社のニーズに最も合ったインフルエンサーを起用できる会社を選択しましょう。

7. 【インフルエンサーマーケティング】の費用

インフルエンサーマーケティングの費用は、どの会社のサービスを使用するかによって大きく変わりますが、1フォロワーあたり1~6円ほどの価格が相場となっているようです。また、フォロワー数あたりではなく、ライクの数などのエンゲージメントあたりの課金でできる企業もあります。各社のウェブサイトに費用が明記されていないことも多いので、気になる会社には直接問い合わせをすることをおすすめします。

ちなみに、このブログの運営会社 Influenxioではフォロワー数あたりの価格ではなく、「広告主が予め報酬額を設定」と「インフルエンサーが応募時に希望報酬額を申請」の二つの選択肢をご用意することで、柔軟な価格設定をしていただけます。なお、過去のマッチング実績における報酬額をフォロワー数あたりで計算すると、約0.8円/1フォロワーとなっています。

8. まとめ

以上、インスタグラム上で行える広告である『インスタグラム広告』と『インフルエンサーマーケティング』について、それぞれの効果や難点、種類、費用をまとめました。あなたの会社に適した広告はどれでしょうか?ぜひ広告を検討する際の参考にしてくださいね!