飲食店の顧客数増加やブランディングのために、食べログやSNS等の広告をしているが、効果に満足できない……という飲食店の経営者様やマーケティング担当者様はいらっしゃらないでしょうか?
実はあなたのお店には「口コミマーケティング」が必要なのかもしれません。この記事では東京都内のある飲食店が Influenxioのプラットフォームを利用してマイクロインフルエンサーを起用し、口コミマーケティングを行った事例をご紹介します。かかった費用やキャンペーンの成果を包み隠さずお伝えしますので、参考になれば幸いです!
Table of Contents
<目次>
- そもそも、口コミマーケティングとは?
- 【事例紹介】キャンペーンの目的
- 【事例紹介】キャンペーンの詳細(起用人数と費用)
- 【事例紹介】キャンペーンの結果
- 【事例紹介】実際の投稿例
- インフルエンサーに依頼した口コミマーケティングで効果を上げるコツ
1. そもそも、口コミマーケティングとは?
クチコミマーケティングとは、一般に消費者の口コミを意図的に活用して、商品やサービスの認知を高めるマーケティング手法のことを言います。消費者は、企業から発信される情報より、他の消費者からの情報を信じやすい傾向にあるため、従来の宣伝・広告に比べ、費用対効果が高いとされています。
主な方法としては、この記事で紹介する事例のように ①インフルエンサーに依頼してインスタグラムなどのSNSに投稿してもらう方法と、②企業が自ら顧客に呼び掛けて商品レビューの投稿を促す(多くの場合プレゼント等を用意)があります。
口コミマーケティングの最大の魅力は、知名度向上だけでなく、購入の重要な後押しとなるネット上の口コミ蓄積が同時にできる点にあります。口コミマーケティングについて、詳しくはこちらの記事(「口コミを「作る」?! – クチコミマーケティングとは」)で紹介していますので、ぜひご覧ください。
2. 【事例紹介】キャンペーンの目的
では、さっそく事例の紹介に入っていきましょう。このキャンペーンの目的は、下記の通りでした。
・黒糖タピオカドリンクのお店がインフルエンサーを都内の店舗に招き、商品を実際に飲んで、レビューを投稿してもらう。
・食材へのこだわりを伝え、ブランディングと来店者数増加を図る。
3. 【事例紹介】キャンペーンの詳細(起用人数と費用)
広告主は Influenxioのプラットフォームを利用してインフルエンサーの募集を行いました。Influenxioでは投稿料の決定方法は「インフルエンサーから提案を受ける」と「広告主が予め金額を設定する」の2種類から選ぶことが可能ですが、本件では「インフルエンサーから提案を受ける」を選択して実施しました。
・応募インフルエンサー数:22人
・起用インフルエンサー数:4人
・投稿数:4件(画像)
・費用合計:約16,000円
・備考:このキャンペーン終了後、都内の他の2店舗でも同様のキャンペーンを実施し、各店舗への来客を促した。
4. 【事例紹介】キャンペーンの結果
・起用したインフルエンサーのフォロワー数合計:15,690人
・エンゲージメント数(いいね+コメント数):844(5%)
投稿内容の事前審査機能を利用し、文章中に使用食材の説明や、来店を促すコメントを入れてもらうことで、効果的なキャンペーンとなりました!
5. 【事例紹介】実際の投稿例
▼ インスタグラムアカウント「@megumi_matsumoto」様の作品(投稿のエンゲージメント率10%)
▼ インスタグラムアカウント「@kumico_cafelog」様の作品(投稿のエンゲージメント率9%)
6. インフルエンサーに依頼した口コミマーケティングで効果を上げるコツ
6-1. インフルエンサー選びが勝敗を決める
インフルエンサーを起用したキャンペーンが成功するかどうかは、依頼するインフルエンサーを決定した時に8割は決まっていると言っても過言ではありません。まず確認しないといけないのは、各インフルエンサーのフォロワーのデータです。Influenxioのプラットフォームでは、キャンペーンに応募したインフルエンサーのフォロワーデータが確認できるので、フォロワーの性別や年齢、所在地が自社のターゲット顧客に合致しているインフルエンサーを選びましょう。
次に、インフルエンサーの過去の投稿内容をチェックしましょう。過去の投稿内容から、どのような分野に興味を持っているフォロワーが集まっているのかを推測し、自社に適していると思われるインフルエンサーを選びます。投稿画像等の雰囲気が自社のイメージに合っているかも確認しましょう。
また、エンゲージメント率(「いいね」とコメントの合計数をフォロワー数で割った値)が低すぎないかを確認することも大切です。一般的に、フォロワー数が多くなるほどエンゲージメント率が下がってしまう傾向にはありますが、エンゲージメント率が2%にも満たないような場合には、偽フォロワーを買っている可能性があるので、採用しないほうが無難です。
6-2. インスタグラムの検索機能を利用してより長期間&広範囲の露出を実現
近年、若者はGoogleではなくインスタグラムで検索すると言われるほど、インスタグラムの検索機能は頻繁に活用されています。この検索機能をうまく活用することで、インフルエンサーが投稿を行った瞬間だけでなく、より長期間・広範囲の露出を実現することができるのです。
具体的には、ハッシュタグや公式アカウントのタグ付けが重要です。検索に表示されたい特定のキーワードがある場合は、必ず事前にインフルエンサーに伝え、投稿にハッシュタグを付けてもらいましょう。
また、検索画面は画像しか表示されないので、写真にブランド名や店舗名などが写りこむようにし、検索した人が一目で何の店舗・商品に関する投稿なのかがわかるようにするのもポイント。店舗名の書かれた壁の前で撮影したり、飲食店なら店舗名の入った器を上手に利用しましょう。器などがなければ、店名を記載した立札などの小道具を作って、撮影の時にテーブルに置いてもらうのも良い手です。
6-3. フォロワーの多いインフルエンサー1人より、小規模のインフルエンサー複数が良い
インフルエンサーマーケティングと言うと、有名女優などを起用したキャンペーンを想像する方が多いかと思います。しかし、中小企業には費用が高すぎて難しいというのが現実でしょう。
そこで、中小企業に特におススメしたいのが、フォロワー数が数千から一万程度の小規模のインフルエンサー(いわゆるマイクロインフルエンサー)を複数起用すること。マイクロインフルエンサーは投稿料が安いだけでなく、フォロワーとのコミュニケーションが活発なので、よりフォロワーに与える影響力が強いと言われています。マイクロインフルエンサーを上手く活用することで、費用対効果がずっと高いキャンペーンが実施できますよ!